設計者インタビュー Vol.1 アライブ久が原

ご自宅と同じように安らぎのある生活空間をめざして

設計: 株式会社協立建築設計事務所

豊かで重厚感のある佇まい

アライブ久が原は、都内でも有数の歴史と品格のある閑静な美しい住宅地、大田区久が原に立地しています。

外観は、寄棟をモチーフとした住宅らしい深い軒によって 建物全体をやさしく包み込み、建物に深い表情を与えるとともに 街並みの一部として同化させています。

住宅のデザイン要素である 屋根や軒をあえて外観デザインに取込むことによって、街並みの連続性を図っています。

落ちついた日本の伝統色「桜ねずみ」色を 基調色とした有田焼の特注ボーダータイルと白色ラインのコントラストによって ご入居者の活々とした生活が外からも感じ取れ、又 豊かで重厚感のある佇まいを創出しています。

重厚間のある正面外観
ご自宅のようなくつろぎの生活空間を

緑豊かな周辺環境にあって、元々敷地内にあった 枝垂桜と八重桜の大木は、地域の大切な財産でもあり、プロジェクトの初期段階から保存することを前提として配棟計画を進めてきました。

桜の木は、ご入居者にとって季節を感じる楽しみの一つでもあると同時に、地域にとっても大切な記憶の継承でもあります。

今回の計画に於いて、最も大切にしてきたことは、ご入居者が今までお住まいになられてきたようなご自宅のように家族的で、安らぎのある生活空間を確保することです。生活する上での利便性や機能性は 当然確保しつつも、それらを最優先するのではなく、明るく活々とした「ご自宅のようなくつろぎの生活空間」を設計コンセプトとしました。

樹齢100年に近い枝垂桜の大木
五感で自然を楽しむ

得てして単調になりがちな共用廊下は、中庭をはさんで吹抜とし、中庭を囲う開口部からは、自然光が明るくふりそそぎ、上階からは、中庭を見降ろすことができる視線の変化を楽しめる構造になっています。廊下の床材はタイルカーペットを採用することにより、明るく温かい雰囲気を演出いたしました。

一階エントランスホールの正面に吹き抜け状の中庭を配し、シラカシ、ヤマボウシ等四季を感じさせる植栽で、外に出ずしても季節の変化を楽しむことができます。

一階リビングダイニングには、保存した桜の木とウッドデッキで 内部と外部の一体的な外構計画とし、風景を内部にとりこみ 五感で自然を楽しむことができる演出をしております。

アライブケアホームでの生活が、「施設」ではなく「住宅」をめざすことによって、より「人間」らしさを回復し、長年のアライブシリーズのノウハウを設計に充分に活かし生活の様々な場面で、建築のデザインや空間がいかに深く関われるかを つねに問いかけて設計を進めて来ました。

中庭からエントランスロビーを臨む 明るく温かいエントランスホール 1階リビングと連続した広々としたウッドデッキ

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