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【暮らしの中のリハビリ】Alive UP!再び歩ける生活を取り戻し、笑顔に!アライブ荻窪

「退院後、たった2ヶ月で、歩けるようになるとは想像できませんでした」
こちらはご入居者のご息女様のお言葉です。

入院後、身体能力が低下したご入居者が、ホームに戻り自立支援介護によって、
再び歩ける生活を送れるようになった「アライブ荻窪」のエピソードをご紹介いたします。

認知症進行でご自宅での介護が困難に
兵庫にお住まいだったA様。15年程前から認知症初期症状が発症し、13年前にご主人が他界
された後、症状が悪化。東京在住のご息女様がA様の住む兵庫まで月2回通う生活が続きま
したが限界を感じ、A様を東京に呼び寄せることにしました。東京ではすぐ近所にご息女様が
住み、A様は週2回のデイサービスと、訪問介護サービスを1日2回ご利用されながら生活を
送っておられました。10年以上、ご息女様がすぐそばでお世話をしていましたが、認知症の
進行により日常生活動作の殆どに介助が必要となり、デイサービスのケアマネジャーに相談し、
ホームへの入居を検討されることになりました。ご息女様にとってA様をホームに入居することは
葛藤があったと思いますが、実際にご見学に来られ、落ち着いた雰囲気で綺麗な環境であることや、
ご息女様のご自宅から近いこと、また、お話好きのA様にとって、ご入居者の平均年齢が近く、
お話相手がいそうなアライブ荻窪を選んでくださいました。

 

ホームで本人らしさを取り戻し、安定した生活を送れるように
A様は、ご入居後、他ご入居者と談笑されている姿が多くみられましたが、お話相手により、
口調が強くなることもありました。
また、ご入居前から排泄に関する心配を抱えていらしたこともあり、ホームでは排泄と睡眠に
着眼したケアに取り組むことにしました。排泄パターンを分析、トイレ誘導の時間帯も工夫することで、
夜間帯のトイレの回数を減らすことに成功し、日中は音楽や百人一首、談笑などをして過ごしていただく
事で、穏やかに過ごされる時間が増えました。音楽も好きなA様は、スタッフと一緒に、ホーム近隣の
公会堂に演奏会を聴きに行くこともあり、ホームでの生活を楽しんでおられました。

 

入院生活で身体能力が低下
昨年11月に尿路感染症による高熱が続き、入院することになりました。入院中は、殆ど食事を摂取
できず、経腸栄養剤を処方されていました。また、身体能力が低下し、歩行ができない状態となり、
リクライニング車椅子を使用し、バルーンカテーテルとオムツを着用した状態で退院となりました。
ホームに戻られてから、傾眠傾向が続き、一日の大半をベッドで過ごす生活となり、更に介護への
拒否など、介入自体が難しい状態でした。

 

生活の中のリハビリ
入院前とは全く違う姿でホームに戻られたA様でしたが、ホームスタッフはA様が以前のように演奏会に
歩いていきたいと思っておられるのではないかと考えケアスタッフが中心となり、今できるケアを考案し
取り組むことにしました。まずは排泄時、トイレの手すりに掴まって立つことからはじめ、徐々に掴まり
立ちの時間を延ばし、次に1日1回居室からリビングへの歩行を2名のスタッフが寄り添いながら
行いました。A様の様子を確認しながら、歩行の範囲を広げ、回数を増やしていきます。
すぐに座れるように椅子を近くに用意するなどの工夫を凝らし、スタッフが一丸となってアプローチを
していきました。

退院から2カ月でフロア内を歩行できるようになり、ベッド上での生活から、今では車椅子を使用せず、
リビングで他ご入居者と音楽を聴いたりして過ごされるまで回復されました。
また、運動量もあがることで、食事量も増え、今では普通食を召し上がられています。
精神面も安定している状態が増え、笑顔でお話するようになりました。

ある日、ご息女様が面会にいらしたときに、A様がフロアで歩いている姿に、とても驚かれ、
大変喜んでおられました。

ご息女様は、「退院後の状態を見たときは、もう寝たきりで車椅子生活になることを覚悟しました。
それが退院してたった2ヶ月でまた歩けるようになることは想像もできませんでした。
面会時に歩いている姿を見て、とても嬉しく感動しました。大勢の皆さんに囲まれ、見ていただけている
からこそだと思います。」とお言葉をいただきました。

また演奏会に行けるよう、現在もスタッフが寄り添いながら日々リハビリを続けていらっしゃいます。

「当ホームのスタッフはご入居者のために、一致団結し、日々ケアに取り組むことができる最高のチーム
です。その都度、課題を話し合いながら、解決に取り組む姿勢に知識と技術の向上も感じております。
認知症でご本人の意思が汲み取りにくい場合でも、「できること」を見定めながら、ご入居者とご家族に
ご安心いただけるよう、今後も取り組んでまいります。」とアライブ荻窪のホーム長 井東 基は
語ります。

ご入居者にとって「ご自宅」であるホームで、安心して自分らしい生活を送っていただくためには、
チームケアは欠かせません。アライブでは、自立支援介護と認知症ケアを軸に、個別ケアを追求し
ご入居者の「生きがい」を見いだせる介護を目指しています。