Read

アクティビティに込める想い(アクティビティ委員より)

アライブ浜田山では、ご入居者のクラブ活動などを「アクティビティ」として実施しています。
アクティビティという言葉には、自分自身が起こす行動全般という意味も含まれます。
興味や目的があって行動することもアクティビティといえると思うのです。
例えば、認知症の方が夫の夕飯の支度のために自宅に帰りたいと、荷物をまとめて玄関までみえられ「チェックアウトします」と仰る行動もご本人の意志として大切に受け止めます。
スタッフはご本人の思いを受け止めながら、ゆっくりお話をして笑顔を引き出します。やがて「もう1泊しようかしら」と本人の気持ちが変わってスタッフと一緒にお茶などを飲みながらお話をする。
これらの行動の全てもアクティビティだと考えています。

アライブ浜田山では「ひとつの場所で、皆が一緒に、同じこと」は行いません。
ご入居者それぞれの趣味や嗜好を尊重することを第一に考えています。


例えば、書道の先生だったからホームでも書道をしたいという方もいらっしゃれば、昔のように書けないから書きたくない方、他のことがしたい方もいらっしゃいます。
音楽でも、歌うことが好きな方、演奏が好きな方、長唄が好きな方、クラッシックが好きな方・・十人十色を大切にしたいと考えています。
認知症の状況によっては、複数の方がいると情報が多すぎて落ち着けない、1対1でなければ不安を感じる方もいらっしゃいます。
お一人おひとりに楽しんでいただけるよう、参加しようと意欲が湧くものがあるように工夫しています。

認知症や身体の麻痺などでできなくなったことに目を向けるのではなく、「この方は今・何ができるか」をアクティビティ委員はいつも探しています。
例えば刺繍はできなくなったけど、刺繍の芸術性と手作り感を活かして何かできないか。
そこから達成感という幸福感を持っていただけないか。
その探究心は尽きることがありません。

アクティビティでは、同じ趣味を通じて人間関係も拡がります。自然と競争心もでてきます。
社会との関わりが一時期閉ざされた方でも、ご入居者間での日々のやりとりが社会的活動を取戻すことにつながります。
他のご入居者との関係が面倒になることもあるのですが、その小さなストレスも日常の中のスパイスだと考えています。

午前中には毎日30~40分の体操を行います。
スタッフが行うものやプロが行うものなど様々な種類の体操が毎日できるよう工夫がされています。
午前に身体を目覚めさせ、元気に1日を過ごし夕方からは穏やかに過ごすリズムが自然に作られていきます。

私たちアクティビティ委員はご入居者が若いころから興味を持たれていたことをご本人やご家族に聴き取りをします。その上で介護の専門職として、多角的な目的をもって計画的にアライブ浜田山全体のアクティビティの予定を立てます。さらにアクティビティ予定表以外に1対1でご入居者の個別のご希望に合わせた対応を行っています。