2025年4月29日
居室で絵の本をご覧になられていたご入居者の様子を見て、
スタッフから「たまにはデッサンしてみませんか?昔、よく描いていたと仰っていらしたから」とお声を掛けると
「そんなのいいわよ。もう描けないから」とご返答。
しかしながらスタッフも「1階にお話がたくさん咲いているから、見に行きませんか?見たら描きたくなるかもしれませんよ」と再度お声掛けをすると、「あなたがそこまで言うなら行ってみるわ」と仰ってくださり1階へ。
植えてあるお花をご覧になり「これ綺麗ね」とご返答されたので、早速、花瓶に移し、紙と鉛筆をご用意してお席へご案内。
「私、こんなの描けないわよ。周りに人がいると嫌なの」とおっしゃったご入居者。
一旦、スタッフがそっとその場を離れると、鉛筆を持つ手が静かに動き始めました。
介護職員が隣にいることも気付かず、どんどん鉛筆を動かしていきます。
真剣な表情でデッサンをされていた姿はとても素敵でした。
一旦、手が止まったところでスタッフがお声掛けをすると「あなた、いつからいたの?全く気付かなかったわ」とびっくりされたご様子でした。
そして「こういう機会を作ってくれてありがとう。自分から描きたいってなかなか言えないから。またお願いね」とお話して下さいました。
スタッフの日々の観察から生まれた、良いエピソードでしたのでお伝えさせていただきます。
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