2025年9月9日
皆さま、こんにちは。アライブ世田谷代田ホーム長の渡邉健城です。
本ホームでは、今年度のスローガンとして「代田元年〜ご入居者が望みを持ち、ご家族と喜びを分かち合えるホームをつくる〜」を掲げ、日々の運営に取り組んでおります。コロナ禍による制限から脱却し、本来のアライブ世田谷代田の姿を取り戻すことが、私たちの最大の目標です。そしてその実現には、ご入居者の皆さまに「望み」を持っていただくことが不可欠だと考えています。
私たちは、望みある生活を支えるために、歩行を中心としたリハビリテーションに力を入れています。食堂へ行く、トイレに行く、整容を行う、これらの活動はすべて歩行能力に基づいており、日常生活の自立を支える基本です。また歩行や身体活動は、気持ちの前向きさや精神的自立にもつながります。世田谷代田では、全体で行う集団リハビリ、グループでのリハビリ、個別リハビリと多様なプログラムを用意しており、身体を動かすことだけでなく、歌唱やリズム体操なども取り入れ、楽しみながら取り組んでいます。
先日、93歳を迎えられたA様との個別リハビリ中に「また山に登りたいわね、連れてってよ」とお話しいただきました。普段は足の痛みでお部屋から出ることが少ない方でしたが、その言葉にスタッフも私も励まされ、すぐに外出の計画を立てることができました。結果としてA様は久しぶりに外出を楽しみ、日常の中に小さな達成感と喜びを感じていただくことができました。
私たちの強みは、このような小さな望みをすぐに形にできる機動力と、同じ志を持ったスタッフが揃っていることです。スタッフは皆、ご入居者の「真の望み」を叶えるために考え、行動し、チームで協力しながら日々のケアに取り組んでいます。ホーム長として私は、この取り組みを支え、スタッフ一人ひとりが能力を発揮できる環境を整えることも重要な役割だと考えています。
小規模で同じ理念を共有する世田谷代田だからこそ可能なケアがあります。日々の生活の中で、目に見える成果だけでなく、心の変化や意欲の芽生えにも目を向け、些細な望みであっても可能な限り実現すること。それが私たちの使命であり、アライブ世田谷代田の価値だと確信しています。
これからも、スタッフと共にご入居者お一人おひとりの望みを大切にしながら、心豊かで活力ある生活を支えてまいります。小さな一歩の積み重ねが、大きな喜びにつながる。
世田谷代田での毎日を、皆さまと共に歩み続けてまいります。
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