2025年9月9日
皆さま、こんにちは。アライブ代々木大山町のホーム長、井東でございます。
本日は、私たちが日々の介護で大切にしている「変化に気づく力」についてお話しいたします。
ご高齢になると、体調や気分がすぐれないときでも、ご自身でうまく伝えることが難しい場合があります。そのようなときに必要とされるのが、介護スタッフの「観察眼」です。日常の中でわずかな変化を見逃さず、早めに対応することが、ご入居者の安心と健康を守ることにつながります。
観察眼を養うために大切なのは、まず普段の様子をしっかり把握しておくことです。日常の姿をよく知っていれば、小さな違和感にも早く気づくことができます。ただし、日々の業務が「作業化」してしまうと変化を見落とすこともあります。そのためアライブでは「作業者ではなくクリエーターであれ」とスタッフに伝えています。ご入居者一人ひとりに向き合い、頭と心を使って「真の望み」を叶える存在であることを目指しています。
また、観察には客観性も重要です。例えば「食事を召し上がらなかった」という事実と、「嫌がって食べなかった」という主観は異なります。背景には、体調不良や食欲の有無など、さまざまな要因が考えられます。主観に頼らず、客観的に捉え、適切な判断をすることが質の高いケアにつながります。
こうした考え方に加え、アライブでは最新のテクノロジーも積極的に取り入れています。その一つがヴォクセラ社のAIカメラです(代々木大山町では今後導入予定)。AIカメラは定点観測により微細な変化を捉えることを得意とし、スタッフはその情報をもとに最適な対応を考える。この「AIと人の共存」によって、より精度の高いケアの実現を目指しています。
私たちは、ご入居者の変化に寄り添うだけでなく、自らも常に成長し「変化し続ける存在」でなければなりません。人は変化を避けがちですが、まず行動を起こすことで意識が変わり、新たな価値を見出すことができます。介護の現場でも、失敗を恐れず挑戦し続けることが、ご入居者の安心と豊かな暮らしにつながると信じています。
アライブ代々木大山町は、これからもスタッフ一人ひとりが観察眼を磨き、最新技術と人の力を融合させながら、ご入居者に「ここを選んで良かった」と感じていただけるケアを提供してまいります。
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