2025年9月9日
アライブ目白ホーム長の三好です。今回は、当ホームの取り組みについてお話しさせていただきます。
ご入居者が目白にいらっしゃる理由は本当にさまざまです。体力や健康の面で日常生活に不安を感じられた方、長年住み慣れたこの土地で暮らし続けたいと願う方、ご家族のそばで安心して過ごしたい方。その一つひとつの想いに寄り添うことが、私たちの役割であり喜びです。
私たちが大切にしているのは「自立支援ケア」です。①水分 ②食事 ③排泄 ④運動 ⑤睡眠 ⑥減薬、この6つの基本を軸にしながら、日々の生活がより健やかで心豊かなものとなるよう努めています。
たとえば水分。1日1,500mlを目安に、カルピスやほうじ茶などお好きな飲み物を召し上がっていただきます。ふとしたひと口から笑顔が広がり、会話が生まれることもあります。水分補給は体調管理のためだけでなく、日常に小さな楽しみをもたらしてくれる時間でもあります。
食事もまた暮らしの中心です。今月からは食材を大幅に改善し、お肉は輸入品から国産へ、お魚もメルルーサなどの深海魚から鯛や鱈、鱸などへ、野菜や果物に関しては冷凍食材から生のフレッシュな食材へ。季節を感じる食材や色鮮やかな盛り付けは「今日のごはんは何かしら」と、食事を待つ楽しみへとつながります。健康を支えるだけでなく、食卓に集う喜びも大切にしています。
排泄では「下剤に頼らず、できる限りトイレで」という自然な営みを尊重し、運動面では常勤の理学療法士が個別にリハビリメニューを組み立てています。歩く力や立ち上がる力が戻ったときの笑顔は、ご本人にとってもスタッフにとっても大きな励みです。
また、日中の活動で身体を動かし、夜にはぐっすりと眠れるように工夫しています。穏やかな眠りから目覚めた朝の表情は、その日一日を明るくしてくれます。
減薬については、一人ひとりに合わせて薬剤を見直し、令和7年6月時点で平均服薬数は3.61剤と、アライブ全ホームの中で最も少ない水準を実現しています。安心して過ごせる環境を整えるための大切な取り組みです。
年齢を重ねても、その人らしい暮らしは続いていきます。小さな一歩の積み重ねが元気につながり、そして生きがいへと広がっていく――それがアライブ目白の目指すケアです。これからもご入居者とご家族に寄り添い、日々の暮らしを豊かに紡いでまいります。
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