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アライブ代々木大山町の認知症介護②

2021年7月9日 

今回から、実際にアライブ代々木大山町のご入居者に対して、介護スタッフが研修で学んだ認知症介護(キョウメーションケア)の取り組みをご紹介します。

<ご入居者の概要>
A様 80代中盤  男性  アルツハイマー型認知症

A様はご入居されてから居室内やリビング、廊下を行き来されることが多く、その目的はご家族を探したりと、ご自宅への帰宅願望が出ておりました。
ホームにご入居している目的はご理解されておらず、周辺症状(BPSD)の一種「徘徊」を繰り返している状況です。
また、同じ質問を何度も繰り返され、回答の内容が理解できずにイライラしたりするご様子も見受けられました。

ホーム内でこのような認知症に伴う周辺症状(BPSD)に対してまず行うことは、その方のことをより深く知ることです(アセスメント 注1)。
もともとご入居時に頂いている情報だけではなく、ホームでの生活の中から見聞きするご様子、ご本人が実際に話される言葉、時にはご家族から今までの生活歴を伺い、その方自身のことをより深く知っていくことから始まります。

A様の情報を集めて、認知症高齢者研究所の羽田野先生と認知症研修の中で相談していく中で、A様はその場その場での会話はできているのですが、その時の状況に合ったお返事ができていないことがわかりました。
具体的には他のご入居者をご自身のご家族と間違えたり、午前中に「夕方ですよね」と話されたり、ホームの場所を自宅のある場所だと思い込んでしまわれます。
また、A様は寒がりで、それが徘徊や帰宅願望の要因の一つとなっている可能性があると考えました。

このような状況を踏まえ、ホーム内で以下の対策を実施することとなりました。

①お話をするときに今の時間と何をするタイミングなのかをお伝えする。
②スタッフがご本人にお返事する言葉をできる限り統一する。
③居室の名札を大きく目立つようにする。
④ヘモグロビンの値を高めるために、通常の食事に加え栄養補給できる食べ物を召し上がっていただく。
⑤生活リズムを整えるためにもともと内服していた眠剤の調整を行う。

こちらを実践することで、繰り返し続いていた、同じ質問を何度も繰り返すという事は軽減しました。
又、徘徊はあるものの、リビングから居室のトイレまで行くときに、一度の声掛けではわからなくなってしまい、行き帰りの途中で何度もスタッフの声掛(トイレの場所)が必要でしたが、現在は立ち上がった時に一度だけお声掛けをして、トイレの場所をお伝えするだけで、問題なくたどり着き、又戻って来られる様になりました。

この認知症介護に於いては、定期的にアセスメント(注1)を行っていく必要がある為、今後も引き続き対応を継続、修正していくことでA様の穏やかな生活をサポートしていきたいと思います。

注1:介護サービス提供の前段階での評価として行われるもの。
どういった生活スタイルで何が課題なのかと言った根本を知る事がアセスメントの第一歩であり、基準となる。

<アライブ代々木大山町 副ホーム長 平野一生>

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