2025年4月20日
皆様、講談についてご存知でしょうか。
講談の講は歴史を指し、過去の歴史を面白わかり易く講ずること、話をすることが講談(むかしは講釈といっていた)で、歴史は古く奈良や平安の頃にその原型が見られるそうです。
落語との違いはいくつかあり、落語の場合は登場人物の話し言葉による会話で進み、オチがある。
一方、講談は第三者のような立場で説明を加えながら話が進み、オチがなくてもよいのが特徴。
ストーリーテラーの立場で、基本的に地の文で物語を進めるのが講談ということですね。
さて、今回は古典講談で「扇の的」と「江戸城無血開城裏話」の2本をお話いただきました。
「扇の的」は、源義経たちに追い詰められた平家が船で海へ逃げた屋島の戦いの一場面を描いたもの。
日暮れを迎える頃、平家が舟を一艘こぎ寄せてくると、陸の源氏に向かってこの扇の的を射貫いてみよ、と手招きをします。源義経に命じられた弓矢の名人那須与一は、見事扇の的に矢を命中。
すると、与一の弓矢の腕前を讃え、ひとりの平家の武士が舞いを始めた、というお話です。
「江戸城無血開城裏話」は1868年(慶應4年)4月11日、戦火による犠牲者を出すことなく江戸城が新政府に明け渡されたときのことです。新政府軍は徳川家を追討するため江戸城を包囲し、同年3月15日に江戸城を総攻撃する予定でした。ですが、前日の3月14日、新政府と江戸幕府が話し合ったことによって、江戸城の総攻撃中止と江戸城無血開城が決められた、というお話です。
講談師が張り扇で釈台を叩き、パパン!と音を響かせて調子良く語るのが講談の醍醐味!
テンポの良いお話に皆様ぐいぐいと引き込まれました。
「あー、楽しかったわ」と、大好評で終了。
次回も楽しみにしております!
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