2025年11月19日
皆さま、こんにちは。アライブ世田谷中町ホーム長の厚地です。
私が介護の仕事に携わり19年。アライブ世田谷中町に着任して1年半になります。
このホームには、私がこれまで多くの現場でなかなか出会えなかった「本物の連携」が息づいています。
介護スタッフを中心に、看護、生活相談員、ケアマネジャー、リハビリスタッフなど多職種が一体となり、ご入居者お一人おひとりの「その方らしい暮らし」を守り続けているのです。ホームは生活の場であり、その中心にあるべきは介護です。看護や医療が支えることはもちろん大切ですが、日々最も近くでご入居者と向き合っているのは介護スタッフです。
だからこそ、介護を軸に多職種が連携していくことが重要であると、私はずっと感じてきました。そして、この中町で、その姿を実際に目の当たりにすることができました。
着任後、初めてお看取りを経験した際のこと。これまで多くの方の人生の最期に立ち会ってきましたが、中町のスタッフの姿勢には大きな驚きと感銘を受けました。病院から「もう口からの食事は難しい」と言われ、ご退院されたY様。一般的には看護が中心となり、安静を第一にした関わりが選ばれる状況でした。ところが、中町の介護スタッフは「絶対にお元気になる」と信じ、看護やリハビリスタッフに積極的に働きかけたのです。
日々の取り組みの中で、Y様は少しずつ回復され、今では大好きなお寿司を毎週楽しめるまでになられました。その姿を目にしたとき、介護の力、そして「その方らしく生きることを支えたい」というスタッフの情熱の大きさを改めて感じました。
中町の介護スタッフは「お看取り=最期」だとは考えていません。「まだ元気になれる」「もっとその方らしく生きられる」と信じて行動しています。その信念が、多職種の心を動かし、本物の連携を生み出しているのです。
もちろん、ホームは生活の場であると同時に、医療的な配慮も欠かせません。だからこそ「生活=医療」のバランスを取りながら、介護スタッフが中心に日々のケアを進めていくことが大切なのだと強く感じています。
私たちは、アライブの理念――
Vision「認知症を熟知し、思いをカタチにし、日本の介護を牽引しつづける」
Mission「情愛と意志で、ご本人とご家族の「真の望み」を叶える」
Value「人を大切にする気持ちをベースに、お一人おひとりと向き合いつづける」
――を胸に、仲間とともに学び、挑戦を続けています。
「アライブで良かった」と心から思っていただけるホームであり続けるために。
私たちはこれからも、ご入居者、ご家族、そしてスタッフ同士が支え合い、前へ進んでまいります。




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