2025年11月19日
アライブかながわのホーム長、佐藤です。
ようやく朝晩が涼しくなり、少しずつ過ごしやすい季節になってまいりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
前回のブログで「人生100年時代」についてお伝えいたしましたが、どれほど長い人生であっても、誰しもが必ず最期の時を迎えます。
その瞬間に「いい人生だった」と心から思えるように支えることこそ、私たち介護に携わる者の大きな使命だと考えています。
先月、当ホームでお看取りをさせていただいたご入居者がいらっしゃいました。
普段は遠方にお住まいのご家族が駆けつけられ、最期の時間をご本人のお部屋でともに過ごされました。慣れない環境で、不安や緊張に包まれていらっしゃるご様子でしたが、それでも「母に寄り添いたい」という強い思いに、私どもも胸を打たれました。
夜勤スタッフは、ご本人のケアを行いながら、ご家族にも頻繁に声をかけ、気持ちを受け止めることを大切にしました。
「おひとりで不安な時に、そっと寄り添ってくれる人がいる」この安心感は、ご家族にとって何よりの支えになったのではないかと思います。
ご家族からは「最後の時間を一緒に過ごせて本当に良かった」とお話しくださり、その言葉はスタッフ全員の心に深く刻まれました。
ご家族にとって、お看取りは計り知れない悲しみの時間です。
しかし、最愛の人と過ごすその瞬間が、少しでも穏やかで安心できるものであるように支えることが、私たちの使命です。
ご本人が最期まで「自分らしく」いられること、そしてご家族が「最期まで寄り添えた」と感じられることが、私たちの介護の目指す姿だと信じています。
最期の場面に立ち会わせていただくことは、決して慣れることのない大きな重みがあります。
だからこそ、私たちは日々の生活支援から看取りのケアに至るまで、常に「ご本人とご家族にとって最善は何か」を問い続けています。お一人おひとりに向き合い、その方の人生の集大成に寄り添うことは、介護の仕事の中でも最も尊く、責任ある務めだと感じています。
これからもアライブかながわでは、ご入居者とご家族に寄り添いながら、安心の中でその人らしい最期を迎えられるよう努めてまいります。
そして、ご家族が「ここでよかった」と心から思えるようなケアを追求し続けてまいります。




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