2025年11月19日
〜ご入居者・ご家族・スタッフで紡ぐ“和”〜
皆様、こんにちは。アライブ世田谷下馬 ホーム長の柴田です。
秋の風が心地よく感じられるこの頃、衣替えの季節となりました。
下馬ホームでは9月27日(土)、「AWBC(アライブ・ウェルビーイング・コミュニティ)」を開催し、14組15名のご家族にご参加いただきました。
幸福感あふれるホーム運営を目指して始まったこの取り組みは、2023年より全ホームで継続しており、今回で5回目の開催となります。
今回のテーマは『尊厳』。
これまで大切にしてきた“ご入居者の尊厳”に加え、“社員の尊厳”にも焦点をあて、互いを理解し合う対話の場を目指しました。
開会にあたり、私は次のようにお伝えしました。
「ご入居者・ご家族・スタッフ、それぞれのウェルビーイングに富んだホーム運営を、皆様と共に創っていきたいと思います。」
会場では、ご入居者の日常を映したフォトスライドを上映。
映し出される穏やかな笑顔が、会場全体をやさしく包み込み、あたたかな一体感が生まれました。
続いて、「ご入居者・ご家族の真の望みを叶えたい」というアライブのミッションを、本部からのメッセージとしてご参加いただいた皆様にお届けしました。
その後は、“転倒リスク”を題材に『尊厳』について意見交換を行いました。
ホームスタッフも加わり、「安全」と「尊厳」の両立をテーマに、活発で真摯な対話が続きました。
「転倒を恐れすぎると、本人の生活が小さくなってしまうのでは」
「でも、大怪我をして痛い思いはしてほしくない」
率直で思いやりに満ちた言葉のやり取りが交わされる中、あるご家族の
「アライブのスタッフさんは、リスクをしっかり説明した上で、必ず本人の可能性も話してくれるから安心できる」
という言葉が、スタッフ一人ひとりの胸に深く刻まれました。
私たちとご入居者・ご家族との出会いは、いつも“ご自宅での介護との境界線”から始まります。
思いがけず介護や看護の困難に直面された方、在宅介護を手放さざるを得なかった方。
その一つひとつの出会いには、深い葛藤と願いがあります。
だからこそ、私たちの役割は、境界線で分け隔てることなく、ご本人の介護を中心に据えながら、“新たな家族の形”を共に紡いでいくこと にあるのだと感じています。
ホームというもう一つの生活の場を、ご本人・ご家族・スタッフの三者が共に育てていく。
その相互理解と支え合いの循環こそが、アライブが目指す“ウェルビーイング”へとつながっていくのだと思います。
ご参加くださった皆様、そして準備から当日の運営まで尽力してくれたスタッフの皆さんに、心より感謝申し上げます。
来月、*11月12日(水)*には、全ホーム合同の『アライブ・ウェルビーイング・フォーラム(AWBF)』を開催予定です。
さらに多くの方々とお会いできることを、心から楽しみにしております。




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