居室担当とは

こんにちは。アライブ荻窪のホーム長を務めております畠山です。
日ごとに寒さが身にしみる頃となってまいりましたが、皆さまにおかれましては、ますますご健勝のことと存じます。今回のブログは、「居室担当」についてご紹介いたします。

アライブ荻窪では、中間評価を終え、スタッフ一人ひとりが半年を振り返り、会社の理念や自身の成長を確認いたしました。また個別面談を通して、さらなる成長とサービス品質の向上を図ってまいりたいと考えております。

今回の面談のテーマは、「居室担当」です。
居室担当とは、ご入居者の一番の理解者であることです。
主な役割は、「ケアの中心的な存在として、担当ご入居者の望みの聞き取り、身体状態の把握や状態変化の早期把握すること」「居室の安全な環境整備や衣類などの確認」「ご家族の窓口として、ご要望の聞き取りやご生活状況のご報告」「ケアプラン更新・変更の中心的存在」となります。

居室担当がいることにより、気心の知れたスタッフがいることでの安心感が得られやすい
こと、スタッフも特定のご入居者の望みを深く理解することができます。「真の望み」を
叶えるためには、その方を想い、その方を理解し、望みを丁寧に聞き取ることが大切となります。

荻窪にご入居されている方の一例です。
あるスタッフが、日常の聞き取りから、「久しぶりに思い出の場所へ出かけたい」とお話を伺いました。
ご要望を叶えたい想いで早速、企画を考え、その内容をご家族へお伝えし、
ご了承をいただき、そして、準備万端で銀座方面へお出かけされました。
外出先では、ホームでは見られないような表情を目の当たりにし、聞いたことのないお話やまだ他にもやりたいことがある。と伺いました。それは、自分が過去に経験したことをまとめて形に残したい…ということ。
ご本人と相談、「まとめた内容を一緒に本にしてみませんか？」とご提案いたしました。
ともに過去を振り返り、何を残したいか等の話し合いを繰り返し、完成いたしました。

スタッフは、ご本人のお気持ちを想像し、寄り添わせていただくことへ注力いたしました。
居室担当として、その方を想い、その方を寄り添うことを続けてまいりたいとおもいます。
「ひとりを思うそのために」を根幹に、ご入居者の「真の望み」を実現するホームであり続けたいと考えております。
まだ課題はありますが、真摯に向き合って成長し続けてまいりたいと思います。
引き続き、温かいご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。