2025年11月19日
皆様こんにちは、アライブ久が原ホーム長 上林です。
2025年11月12日、「アライブウェルビーイングフォーラム2025」が開催されました。
このフォーラムでは、介護現場における「ご入居者、ご家族、そして職員の尊厳とウェルビーイング」について、武蔵野大学ウェルビーイング学部長の前野隆司教授と、認知症ケア学会元理事長で和光病院元院長の今井幸充先生をお招きし、パネルディスカッションが行われました。
前野隆司教授からのメッセージ:
分断を超えて思いやりを育む
前野教授からは、現代社会の分断が幸せを遠ざける要因となっていることを指摘され、介護現場でもスタッフ、ご入居者、そしてご家族の間に分断が生じては良いケアは実現しないことをお話してくださいました。互いを思いやる気持ちを大切にすることがケアの質を高めるということを改めて強く感じることができました。
また「自己開示が幸せの架け橋となり、ケアは相互的なものであり、全員が心を開き気持ちを伝え合うことが大切だというメッセージは、非常に印象的でした。
今井幸充先生からのメッセージ:
認知症ケアの本質とは
今井先生からは、認知症ケアにおける「心のケア」の重要性についてのお話があり、「認知症は医療では治せないが、ケアによってご入居者が幸せを感じられる環境を作ることができる」ことを語ってくださいました。
ケアスタッフの役割は、認知症の方々が「生活の中で幸せを発見できる場所」を提供することであり、感情に寄り添うことの重要性を再認識することができました。
今回のフォーラムを通じて、ケアとは身体的な介護だけでなく心に寄り添い、互いの尊厳を守ることであり、分断を防ぐためにスタッフ、ご入居者、ご家族が互いに思いやりを持ち、気持ちを伝え合うことが良いケアを実現させるためのカギであると感じました。
介護現場でのケアの本質を深く掘り下げる貴重機会となりました。
今後もこのフォーラムで得た貴重な学びから、より良いケアを実現させていくために日々努力を続けてまいります。




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