2025年11月21日
アライブ世田谷下馬は、2006年の開設から18年以上、地域の皆様と共に歩んできました。
ご夫婦で暮らされる方、ご姉妹で入居された方、現在ご入居の方からのご紹介で相談に来られる方など、さまざまな形でご縁をいただいています。
私が初めてこのホームで勤務したのは2009年…。
介護リーダーとして3年間勤めた時に、特に印象に残っているの方がA様という女性です。
近隣からのご入居で、お嬢様がほぼ毎日面会に来られ、母娘のやり取りに私たちも自然と見守る気持ちを向けていた方でした。
新規ホームの開設で私が異動した際には、A様とお嬢様が「これまでありがとうございました」と声をかけて送り出してくださいました。
その後、A様はお嬢様のそばで最期を迎えられたと聞いています。
そして、私がアライブ世田谷下馬のホーム長となり2年目の頃、一本のご連絡を頂きました。
差出人は、A様のお嬢様でした。
「母を丁寧に看取ってくださったアライブさんに、私も入居しようと思います。」
その言葉に、懐かしさと同時に、長い年月を越えてつながるご縁の重さを感じました。
かつて担当したご家族を、今度はホーム長としてお迎えする…。
この仕事の責任と尊さを改めて実感した出来事でした。
現在、アライブではショートステイ事業を地域に展開しています。
ありがたいことに、以前からつながりのある方が、別の方にアライブをご紹介くださることも増え、ご入居者同士が“実は知り合いだった”という場面にも出会います。
地域の中で介護を支え合う流れが、少しずつ形になってきていることを感じます。
介護は、ホームだけで完結するものではありません。
社会で担うもの。
地域で支えるもの。
そして、世代を超えて受け継がれていくものでもあります。
アライブ世田谷下馬が、その一端を担えていること。
皆様からいただくご縁が、次のご縁につながっていくこと。
その積み重ねに、心から感謝しています。
そして、ふと思うことがあります。
もしかすると、今ホームで働くスタッフの子供達が、いつかアライブの門を叩いてくれる日が来るのかもしれないと…!鋭意取り組んでおります「アライブ子供食堂」の在り方の深みが増していきます。
これまでいただいたご縁を大切にしながら、これからも地域と共に、次の世代へとつながる介護を紡いでいきます。




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