2025年12月21日
こんにちは。アライブ荻窪のホーム長を務めております畠山です。
年の暮、ご多忙の中にも活気あふれる日々をお過ごしのことと存じます。
本年も大変お世話になり感謝申し上げます。
今回のブログは、「認知症」についてご紹介いたします。
以前のブログで、「認知症を熟知するということ」をテーマで綴らせていただきました。
私たちは「認知症を持つ方を一人の人として尊重する」ことを大切にしています。
その方らしい暮らしを実現するために欠かせないのは、信頼関係の構築と、心身の安定です。
私たちは、ご本人とご家族の想いをしっかりと受け止め、安心して笑顔で過ごしていただける日々を支えてまいります。
アライブ荻窪の一例をご紹介させていただきます。
ご入居者A様。
ご自宅でご家族とご生活をされていましたが、認知症の進行により、施設入居を決断されました。
入居後は、環境の変化から精神状態が不安定になる場面が多くみられておりました。
「お家に帰りたい…」
「どうしたらいいのか分からない…」
と、言葉にされる場面もございました。
「私たちは何ができるのか?」
「どのようなご生活を望まれているのか?」
と皆で考えました。
A様らしい生活を送っていただくため、目標を「A様の不安を軽減し、ホームが安心でき、居心地の良い場所になる」として、関わる時間を増やし信頼関係を築くこと、そしてA様のことを理解することに努めました。
不安定になる時間やきっかけなども記録し、アプローチ方法を検討。
また、自立支援ケアである「水分」「食事」「排泄」「運動」「睡眠」「減薬」の6つの柱を軸に課題を検討いたしました。
取組みの経過とともに、表情の良い時間も増え、イベントへの参加など生活のリズムが整ってまいりました。
スタッフとの関わり、他入居者との関わりが増加いたしました。
目標であった「A様の不安を軽減し、ホームが安心でき、居心地の良い場所になる」ということを実現することが出来ました。
しかしながら、不安が無くなったということではないため、今後も不安軽減への取組みは継続してまいりたいと考えております。
「認知症を熟知し、思いをカタチにし、日本の介護を牽引し続ける」
それがアライブ荻窪が目指すビジョンであり、私たちの誇りです。
これからもスタッフ一同、情熱を持って取り組み、上質で温かなホームを実現してまいります。




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