2025年12月21日
アライブ世田谷中町、ホーム長の厚地です。
私がこの介護の世界で生きていくと決めた原点。
それは、初めて経験した「ホームでのお看取り」でした。
それ以来、たくさんの命の瞬間に立ち会わせていただきましたが、アライブに入職し、中町のスタッフたちと過ごす中で、私の心には新しい、そしてとても強い「信念」が芽生えました。
今日は、私たちが大切にしている「命の向き合い方」についてお話しさせてください。
「安静」にするのが、本当の正解だろうか?
かつての私は、最期を迎える時期にある方には、苦痛なく穏やかに「安静」に過ごしていただくことが最善だと思っていました。
しかし、アライブの仲間たちが教えてくれたのは、それとは違う「尊厳」の形でした。
ただ静かに時を待つのではなく、「その方らしく、以前のご様子に少しでも戻っていただくための行動」を最後まで諦めないこと。
アライブは病院ではありません。
病気を完全に治すことは難しいかもしれません。
けれど、「生きる意欲」を呼び覚ますことなら、私たちにしかできないことがあると気づかされたのです。
【奇跡は、諦めない心の先に】
中町には、ある忘れられないエピソードがあります。
病院で「口から食事を摂るのはもう難しい」と告げられ、お看取りの覚悟で退院し、ホームに戻られた方がいらっしゃいました。
ご家族も私たちも、最初は「せめて最期は住み慣れた場所で…」という思いでした。
けれど、現場のスタッフは違いました。
多職種で連携し、ご本人の表情、喉の動き、小さな変化を一日中見つめ続けました。
「今だ」というタイミングを逃さず、少しずつお口へ。
その方は今、どうされていると思いますか?
毎週3回、大好きな握り寿司を10貫、ご自身の力で美味しそうに召し上がっています。
「お看取り=最期のステージ」ではなく、「もう一度、自分らしく生きるためのステージ」
に変わった瞬間でした。
【答えのない波の中で、悩み続ける】
もちろん、すべてが奇跡に繋がるわけではありません。
先月、転倒と持病の悪化が重なり、お食事が摂れなくなった方がホームに戻ってこられました。
私たちは「必ずまた元気に」と誓い合い、ベッドから起きていただく時間を調整するなど、懸命に向き合っています。
けれど、体力の低下やご年齢もあり、思うように進まないもどかしさの中にいます。
「あの時、もっと早くこうしていれば…」
正直に申し上げれば、今も自問自答の毎日です。
正解がどこにあるのか、波のように揺れ動く状況の中で迷うこともあります。
けれど、この「迷い」こそが、私たちがその方に本気で向き合っている証拠だと信じています。
ご家族と同じように悩み、同じように願い、最後まで諦めない。
それがアライブ世田谷中町の誇りです。
「その方らしさ」を、一緒に。
私たちのホームには、入居者様の可能性を誰よりも信じる、最高に熱いスタッフが揃っています。
もし今、大切なご家族のことで、病院かホームか、あるいはこれからの生活のことで悩まれているなら、ぜひ一度、中町へお越しください。
「ここで過ごせてよかった」
「あなたたちに任せてよかった」
その言葉をいただけるよう、私たちは今日も、お一人おひとりの人生に全力で寄り添い続けます。




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