2026年1月16日
アライブ世田谷中町 ホーム長の厚地です。
新年、明けましておめでとうございます。
今年も無事に皆様とともに新年を迎えることができ、心より感謝申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
本日は、新年早々にご入居者様からいただいた、本年最初の「ウェルビーイング」を感じるエピソードをご紹介させていただきます。
97歳、A様のエピソードです。
一昨年8月に転倒され、骨盤骨折によりご入院となりました。ご年齢と骨折部位の関係から、医師より手術は困難であり、痛みが改善するまで安静に過ごす以外に方法がないとの説明がご家族へありました。
その後、持病である心不全の悪化も見られ、一時は酸素吸入や点滴が必要となり、お食事も摂ることが難しく、ほぼ寝たきりの状態。
A様、ご家族ともに大変お辛い日々を過ごされていました。
「そのまま病院でお過ごしいただくことが、A様にとって幸せなことだろうか?」
「私たちに何かできることはないだろうか?」
ご家族との話し合いを重ねた結果、ホームへお戻りいただくこととなりました。
当初は「お看取り」を視野に入れたご退院ではありましたが、中町スタッフ一同の「必ずまたお元気になられる」という強い思いのもと、多職種で連携しながら日々のケアに取り組ませていただきました。
その結果、徐々にお食事を召し上がれるようになり、ついには以前のように歩行器を使用して歩けるまでにご回復されました。
その姿に、私自身、改めて中町スタッフの力を実感し、大きな感動を覚えました。
ご家族からも
「本当にびっくりしました。もう覚悟をしていたので…」
と、大変喜ばれるお言葉をいただきました。
その後、A様には新たな目標ができました。
昨年11月に予定されていた、ひ孫様の結婚式へ出席することです。
担当スタッフの発案で、A様とご一緒に、ひ孫様へのプレゼントとして手作りのブーケを作成することになりました。
手先の器用なA様は、式に向けて着々と準備を進めていました。
しかし、その途中で体調を崩され、ご家族の「無理はさせたくない」というお気持ちもあり、結婚式への出席は見送ることとなりました。
プレゼントは当日までご家族にも内緒にしていましたが、その想いをお伝えしたところ、1月に予定している新年会への出席をご提案いただきました。
結婚式に出席できなかったことは残念ではありましたが、ご家族のお気持ちを尊重し、気持ちを切り替えて、新年会への出席を目標にA様の体調管理と支援に取り組みました。
そして迎えた2026年1月2日
A様は体調も安定され、結婚式でお渡しする予定だった手作りのブーケを手に、ご家族が待つ新年会の会場へ。
そしてついにその瞬間が訪れました。
「結婚おめでとう」
ひ孫様へブーケを贈られたその瞬間、会場はとても心温まる雰囲気に包まれました。
新年会終了後、ご家族へ
「プレゼントはいかがでしたか」とお尋ねすると、
「こんな素敵なブーケを作れるなんて、本当に驚きました。とても嬉しかったです」と、大変喜ばれていました。
何より、A様が新年会にご出席できたことを心から喜んでいらっしゃいました。
帰りの車内でA様に
「プレゼントをお渡しできて良かったですね」とお声がけすると、
「そうねぇ」
と穏やかに答えられ、その後、目を閉じて眠られました。
その表情は、ひ孫様に想いを届けられたこと、ご家族の皆さまと新年を迎えられたことから生まれた、自然でやさしい笑顔のように見えました。
そのお顔を見ている私自身も、温かな幸せを感じさせていただきました。
A様、幸せのお裾分けを本当にありがとうございました。
本年も、皆様にとって実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。




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