2026年1月16日
皆様、こんにちは。アライブ久が原 ホーム長の上林です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
日々、ホーム長としてご入居者やご家族と向き合う中で、ふと自分自身の過去が重なり、胸が熱くなる瞬間があります。
実は私自身も、長く家族の介護を経験してきた一人です。
終わりの見えない不安と、自分を責める日々…。
私の母は60代後半で認知症を発症し、現在は10年以上、施設で生活を送っています。
在宅で共に暮らしていた頃は、徘徊や不安定な言動が続き、警察の方に何度もお世話になりました。
「また何か起きたらどうしよう」
「近所の方にご迷惑をかけてしまうのではないか……」。
そんな不安が常に頭から離れず、張り詰めた緊張感と焦りの中で、先の見えない毎日を過ごしていたことを今でもはっきりと覚えています。
家族介護は、愛情があるからこそ、苦しくなるものではないでしょうか。
「もっとできたのではないか」
「あの時、あんな言い方をしなければよかった」
「施設を考えるなんて、自分は冷たいのではないか」
答えの出ない問いを繰り返し、一人で自分を責めてしまう。
このブログを読んでくださっている皆様の中にも、そんな葛藤を抱えていらっしゃる方がいるかもしれません。
専門職として、そして一人の「家族」として、私は、そうした言葉にしにくい不安や、誰にも打ち明けられないお気持ちに、すぐに「正解」を出すことがすべてだとは思いません。
まずは、そのお気持ちに静かに耳を傾けること。
専門職としての知識を活かすのはもちろん、同じように悩み、迷った一人の家族として共に考えること。
それが、このホームで私にできる大切な役割だと思っています。
「託す」という愛情の形
施設へのご入居は、決して「家族を手放す」ことではありません。
それは、ご本人とご家族がこれからも穏やかに、安心して日々を重ねていくための、「託す」という前向きで愛情深い選択だと、私は信じています。
私たちは、その大切な想いをしっかりと受け止め、「ここなら大丈夫」「ここに任せて良かった」と感じていただけるよう、ご家族と一緒に歩んでまいります。




資料請求・お問い合わせ

