2026年1月16日
私の履歴書もなんとか年度を跨げました。
今年もよろしくお願い申し上げます。
(続き)
その当時の会社では、ホーム長の異動が日常茶飯事でした。
中規模な介護事業会社でしたが、100事業所程度を運営しておりました。
しかし、その100ある事業所のどこかでは、毎月ホーム長の緊急異動が行われている、まさに落ち着かない運営状況でした。
理由は、ホーム長の資質が備わっていない社員を責任者にすぐ据えてしまう判断でした。責任者クラスが採用出来ないから仕方がないのでしょうが…育成が伴っていない中で多店舗展開したツケが回ってきているように思えました。
まず、基本的な管理業務ができない。
例えば勤怠管理ができない、請求業務ができない、小口現金管理ができない。
そして、一番大切な職員マネジメントができないのに、着任させてしまう…
多くの若い未来ある責任者の卵が潰れていきました…
私もまだまだホーム長としては未熟物ですが、ここでいう、基本的な管理業務というのは、本当に初歩的で基本的な部分です。
小口現金管理でいえば、私的な流用をしてしまう。
請求業務でいえば、基本的な介護保険の知識がなく、正しく介護保険の請求ができない。
職員マネジメントで言えば、パワハラ気質であるなど、個人の資質に問題があり、結果、トラブルを自ら起こして退職となる。
その後、空きを埋めるためき、玉つき人事でホーム長の異動人事が繰り返される状況でした。
結果、ホーム運営が不安定になり、ホーム長の負荷がどんどん大きくなるジレンマに陥っておりました。
人間性が伴わない、また基本を知らないホーム長が着任すると、本人もそこで働く社員もご入居者も、不幸しか起きません…
嫌というほどそれを見てきました。
確かに、ホーム長の業務は、大変多岐にわたります。
私自身ら振り返れば、現場に問題が生じれば、現場対応を優先し、ホーム長業務を後回しにしてきたものです。
そのため残務が累積し、終電で帰る日々が続きました。
故に、問題認識を持つ意識の高いホーム長から、疲れ果て、燃え尽き、助けのない環境の中…多くの有能な人間が辞めて行きました。
まさに介護業界の闇というべき本質をこの目で見てきました。
私はそこで5年間、4つのホームで働きました。
1年あれば、そのホームの大きな課題はなんとか解決できますが、さらなる高みを目指す事は不可能でした…。
そのジレンマと限界感が次の転職に繋がる訳ですが…
しかし、そのような厳しい環境において、5年間も勤務できたのは、心から相談ができる仲間がいてくれたおかげでした。
困難な状況下で、お互いに高めあえる関係性、特に近隣のホーム長たちには大変お世話になりました。
人格が優れている方々にも出会い、困りごとがあると、すぐに相談できました。
そして、多くを助けていただきました。
上司の方々は本当に多忙だったのですが、多くのご指導と助言、時には一緒に現場に入り込み、運営に携わっていただけたことは私の学びであり、今では大きな財産になっております。
私はこのように、泥をすすいながら、介護の本質を求め彷徨い、時として挫けそうになりながらも、仲間に助けられ、介護の理想をなんとか持ち続け、この間、道の真ん中をなんとか歩んでこれました。




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