2026年2月2日
その状況下で、私も異動することになりました。
異動先となったのは約100床の住宅型有料老人ホームでした。2棟が中廊下で繋がる広大な敷地を持つ大規模施設でした。
住宅型有料老人ホームであったため、訪問介護事業所と居宅介護支援事業所が併設されており、ホーム長は3つの事業所を実質的に管理することとなりました。
そのため、各事業所の記録や帳票、行政報告に多大な時間を割くことになりました。
ホーム自体は開設2年目で、当初は「半年での満床」を目指して取り組んだホームでした。前任のホーム長は私が副ホーム長であった頃の元上司であり、入居推進に長けた人物でした。その手腕により約1年で満床を達成し、ホーム自体も社内でも高く評価されていました。
しかし、運営面はある程度想定していましたが不安定でした。
職員間の連携に課題があり、チームとして機能している状態ではありませんでした。
専門職は各自の問題から目を背け、「他の部署が悪い」「人手不足だから」「困難事例だから」といった他責な状態が目立ち、各自とホームの課題解決に向けた視点が欠如していました。
その結果、ホーム内の雰囲気は悪化し、部署間での責任のなすりつけ合いが常態化していました。当然、お客様満足度も低く、ご入居者やご家族からのご意見をいただくことが多くありました。
さらに介護職員不足の状況から、私自身も現場サポート、状況によっては夜勤サポートをせざるを得ませんでした。日中は受診付き添いや送迎を行い、日勤帯の後に帳票整理などの管理業務や請求業務、勤怠管理を進めるという悪循環に陥りました。
本来の重要業務である人材マネジメントや組織再構築は後手に回り、職員との定期面談も困難な状況でした。職員から「ホーム長、話があります」と声がかかる時は大抵が退職の申し出であり、その場では解決せず、場当たり的な対応を繰り返す苦しい状況が続いてしまいました。




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