2026年4月2日
皆様こんにちは。アライブ武蔵野御殿山のホーム長の和田です。
春光おだやかな時節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、ご入居者をお花見にお連れした際にいただいた、心に深く残る「言葉」についてお伝えいたします。
A様は、日頃からアクティビティにも積極的にご参加され、特別な催しの後には心のこもったスピーチを披露してくださる方です。
他ご入居者との会話も大切にされ、周囲に自然と笑顔をもたらしてくださいます。
また、私たち職員にも温かい労いの言葉をかけてくださり、日々多くの元気をいただいておりました。
しかし、ここ最近はお食事が進まず、表情も乏しくなり、笑顔を拝見する機会が少なくなっていました。
「もう駄目だ」「自分が嫌になる」といったお言葉も聞かれるようになり、職員一同、何とかして元気を取り戻していただきたいと強く願っておりました。
そんな中、A様がかつて造園業を営まれていたことから、ホーム近くの桜を見に行くことをご提案したところ、すぐに快くお応えくださいました。
当日、職員が車椅子を押して桜の木のもとへ向かい、記念写真を撮影した後、A様は静かに、しかし確かな想いを込めて語ってくださいました。
「この桜の木、60年前の1964年の東京オリンピックの時に植えたんだ。でも実は植え直したんだよ。最初に植えた桜には、全く花が付かなくてね。それじゃ駄目だって親父が怒って。その桜の木がこんなに立派になって本当に嬉しいんだ。見るたびにこの木は俺が植えたんだ、大きく育ったなと思うんだ。
100年、200年経っても残るよ、この桜はさ。ずっとこの木々を見続けたい。それが僕の願い。今日、ここに連れてきてもらって本当に嬉しかった。心が生き返ったよ。ありがとう。」
そのお言葉を受け、私は当社のミッションである、
情愛と意志で、ご本人とご家族の「真の望み」を叶える。
この意味を、改めて深く実感いたしました。
同時に、自分自身がA様のことを「理解しているつもり」になっていたのではないかという気付きも得ました。
人を知ること、そして知ろうとし続けること。その積み重ねの先にこそ、このようなかけがえのない瞬間が生まれるのだと思います。
このような温かい循環を生み出していけるよう、まずは自ら行動し続けてまいります。




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