2026年6月23日
皆様こんにちは。アライブ武蔵野御殿山 ホーム長の和田です。
初夏の爽やかな風が心地よい季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、ホームに咲く美しい紫陽花から生まれた、心温まるエピソードをご紹介いたします。
アライブ武蔵野御殿山では、この時期になると色鮮やかな紫陽花が敷地内を彩ります。
リビングでお集まりになりご入居者の皆様が談笑されているときには、
「ホームにはきれいなあじさいが咲くでしょう」
「毎年、どんな色のあじさいが咲くのか楽しみにしているの」
といったお声が聞かれます。
そんな嬉しそうなお声をきっかけに、数名のご入居者と職員が一緒にお庭へ紫陽花を見に外へ向かいました。
ホームを出て、皆さまが咲き誇る紫陽花を眺め楽しまれていた時のことです。
お二人のご入居者がお話しされている声が、ふっと耳に入ってきました。
A様 「Bさん、元気になって良かったね」
B様 「えっ?どうして私のことを知っているの?」
A様 「だって、いつも私の近くにいるじゃない。あなたのことをよく見ているのよ」
B様 「うれしい。本当にありがとうね。今日はとても良い日ね。あなたと一緒にあじさいを見られて良かった」
お二人は認知症を患われています。
A様はB様の車椅子のそばにそっと寄り添い、優しく手を握りながら紫陽花をご覧になっていました。
その時に見せてくださったお二人の笑顔は、本当に素敵なものでした。
会話そのものは、ほんの短い時間だったかもしれません。 もしかすると、お二人とも明日にはこのやり取りを覚えていないかもしれません。
それでも、その言葉の中には、
「お相手を気遣う気持ち、寄り添う気持ち、そして尊重する気持ち」が溢れていました。
たとえ記憶として残らなくても、その時に感じた安心感や喜び、温かいぬくもりは、心のどこかに残り続けるのではないでしょうか。
私たちは、そんな一瞬一瞬の輝きこそが、ホームのケアにおいて、とても大切なことだと感じています。
今回、お二人が自然に語り合い、笑顔を交わされる姿を見ることができたのは、ご入居者の「紫陽花を見たいわ」という想いに、職員がすぐに応えて行動したからこそでした。
「あとでお連れしよう」と思っていたら、この奇跡のような時間は生まれなかったかもしれません。
ご入居者の日々の暮らしの中には、その時、その瞬間にしか生まれない大切な時間があります。
私たちはこれからも、その一瞬一瞬を愛おしみながら、アライブの理念である「ひとりを思う、そのために」の実現に向けて、ご入居者お一人おひとりの心に寄り添い続けてまいります。




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