2026年8月20日
こんにちは。アライブ荻窪、ホーム長代行の大塚でございます。
ホームへのご入居を検討される際、ご家族には介護の苦悩や、
「自宅ではなくホームへお任せすること」への葛藤や後悔など、様々な想いがあるかと思います。
特に認知症の症状によりホームでの生活を選択される方は多く、
実際にご入居されてから強い不安や孤独を抱え、
「家に帰りたい」というお気持ちになる方も少なくありません。
当ホームでは、そんな入居初期の不安を抱えるご入居者に対し、
スタッフ一丸となって「安心感を生み出すケア」に取り組んでいます。
[寄り添いから始まった、A様の変化]
A様はご入居当初、新しい環境になかなか慣れず、
日中の特定の時間帯になると「家に帰りたい」と強く訴えられたり、涙を流されたりすることが続いていました。
さらに、持病の痛みも重なって強い不快感があり、お風呂に入るのも難しく、笑顔が見られない日々が続いていたのです。
「この不安や辛さを、どうにかして取り除いて差し上げたい」
そんな想いから、スタッフ一丸となって「安心感を生み出すチームケア」をスタートしました。
私たちが実践した「6つのステップ」
1.言葉と対応の統一
ご本人の「帰りたい」という不安な気持ちを否定せず一度まるごと受け止めた上で、誠実に向き合い、スタッフ全員で安心感のあるお声かけをします。
2.毎日の会話と生活歴のヒアリング
1日1回、1対1でじっくりお話しする時間を確保。ご家族からもこれまでの歩み(生活歴)をお伺いし、その方らしさを知るきっかけにします。
3.心と体の状態をチームで記録・分析
一日の中で「いつ不安が高まりやすいか」をデータで把握し、関わり方や声をかけるタイミングを工夫します。
4.体を動かす習慣の継続
体操などを通じて日常のリズムを整えます。
5.お体の痛みの早期ケア
身体的な不快感を減らし、少しでも快適に過ごせるよう医療・介護で連携してアプローチします。
6.馴染みの関係性づくり
リビングにいらっしゃる時の他ご入居者との会話、相性などをもとに場のセッティングをします。
この取り組みを重ねた結果、大きな変化が生まれました。
夕方になると強くなっていた不安や「帰りたい」というお言葉が少しずつ減り、レクリエーションなどで他のご入居者と笑顔で交流される時間が増えたのです。
お体の痛みが和らいだことで表情もやわらぎ、最初は難しかったお風呂にも気持ちよく入っていただけるようになりました。
「帰りたい」という言葉の裏には、いつだって「不安」や「寂しさ」が隠れています。
それを否定するのではなく、チーム全員で寄り添い、お気持ち、お体の不快感も丁寧に取り除いて差し上げることが、その方の安心に繋がります。
「ここは安心できる場所だ」
と感じていただけるよう、これからもご入居者一人ひとりの声に耳を傾け、自分らしく穏やかに過ごせる毎日を支えてまいります。
当ホームには、4名の認知症ケア専門士がおります。
これまでに培ってきたケアのノウハウをもとに、ご説明させていただきますので、「こんなことを聞いても大丈夫だろうか」とお悩みの際も、どうぞ安心してお気軽にお問い合わせください。
※認知症ケア専門士とは
一般社団法人 日本認知症ケア学会が認定している、認知症ケアにおけるプロフェッショナルとしての知識や技術を備えた人を認証する資格です。
認知症の方に対して、尊厳を守りながら質の高いケアを提供・推進することを目的に創設されました。




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