2026年8月3日
皆様、こんにちは。
アライブ荻窪ホーム長代行の大塚でございます。
平素よりアライブ荻窪のホーム運営に温かいご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
老人ホームの「アクティビティ」と聞くと、皆様はどのようなことを思い浮かべるでしょうか。
歌や体操、折り紙、ゲームなど、「楽しい時間」をイメージされる方が多いかもしれません。
もちろん、楽しんでいただくことはとても大切です。
しかし、私たちがそれ以上に大切にしていることがあります。
それは、アクティビティをご入居者が「自分らしさ」を表現できる場にすることです。
長年培ってこられた趣味や仕事で身につけた技術、その方ならではの価値観やこだわり。
年齢を重ねても、お身体の状態が変化しても、その方の人生や個性、誇りが失われることはありません。
だからこそ私たちは、お一人おひとりの歩んでこられた人生に目を向け、
「その方だからこそできること」
「その方らしく輝けること」を大切にしています。
その想いを形にするために力を発揮しているのが、アクティビティ委員会のスタッフと、日々ご入居者に寄り添う居室担当スタッフです。
何気ない会話や日々の関わりの中から、その方らしさの種を見つけ、一つひとつ形にしています。
今回は、その取り組みの一つをご紹介いたします。
認知症の影響により、時折お気持ちが落ち着かなかったり、意欲が低下してしまったりすることがあるご入居者がいらっしゃいます。
その方は以前、ご自宅で野菜づくりを楽しみ、庭仕事を生活の一部として親しまれていました。
また、お仕事では企業のリーダーとして長年組織を牽引され、多くの方々から厚い信頼を寄せられていた方でもあります。
スタッフは、その方の人生にある二つのキーワード、
「庭仕事」×「リーダー」という経験に着目しました。
そして考えたのが、
「ホームの庭でご自身の好きな野菜を育てていただき、その野菜をホームの皆様に召し上がっていただく」という新たな取り組みです。
収穫した野菜を皆様に召し上がっていただく際には、
「〇〇様が育ててくださった野菜ですよ」
とご紹介できたらと思っています。
ご自身が大切に育てた野菜が誰かの笑顔につながり、その方がこれまで歩んでこられた人生や大切にしてきたことが、ホームでの暮らしの中でも自然に活かされ、その方らしさが自然に表れる時間になれば――。そんな願いを込めて、この企画を考えました。
現在は、専門のガーデナースタッフにも協力をしてもらいながら、いよいよ取り組みが始動する準備を進めています。
ご本人とも、
「何を育てましょうか」
「収穫したら皆さんに召し上がっていただきましょうね」と
お話をさせていただいており、野菜づくりが始まる日をとても楽しみにしてくださっています。
スタッフもまた、
「きっと皆様に喜んでいただける」
「〇〇様らしさが発揮される時間になる」と
期待を膨らませながら準備を進めています。
私たちは、興味のないことを無理にお願いするのではなく、
ご本人が自然と「やってみたい」「楽しそう」と思える環境をつくることを大切にしています。
そして、その方が歩んでこられた人生や価値観を丁寧に汲み取り、新たな役割や生きがいを一緒に育んでいくこと。
それこそが、アライブ荻窪が目指すアクティビティであり、スタッフ一人ひとりの「人間力」が発揮される場だと感じています。
アライブ荻窪では今年度も、アクティビティ委員会を中心に、
「こんな企画なら皆様に喜んでいただけるのではないか」と
試行錯誤を重ねながら、新たな取り組みを進めています。
今回ご紹介した野菜づくりも、いよいよこれから本格的にスタートします。
どんな野菜が育ち、どのような笑顔や交流が生まれていくのか。私たちスタッフも今からとても楽しみにしています。
野菜が少しずつ育っていくように、ご入居者の新たな役割や生きがいも、少しずつ育まれていくことを願っています。
収穫の日には、皆様へ嬉しいご報告ができればと思っています。その様子も、このブログでご紹介してまいりますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
これからもアライブ荻窪では、ご入居者お一人おひとりの人生に寄り添い、
「その人らしさ」が自然と花開くホームであり続けられるよう、スタッフ一丸となって取り組んでまいります。




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