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心理スタッフがホームに居ること

2026年2月18日 

アライブ世田谷下馬のホーム長、柴田です。

節分を過ぎ、寒さもいっそう厳しくなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日の大雪には驚かされましたが、国際人財の数名にとっては初めての雪景色だったようで、感激のひとときとなったようです。

今回は、アライブのホームで唯一、専従配置している「心理スタッフ」についてご紹介いたします。

心理スタッフの配置が始まったのは2024年6月。当社初の訪問看護ステーション発足と同時に、新たな専門職としてチームに加わりました。介護と看護の体制を広げる挑戦の中で、私たちはあらためて問い直しました。
「ご入居者の人生や幸せ、そしてスタッフ自身の幸福感に、より深く向き合うために何ができるのか」と。

老いること。病と向き合うこと。生と死を抱きながら日々を重ねること。
さまざまな心境と境遇をお持ちのご入居者、ご家族を支えるために、心理の専門職をホームに迎える。それが、私たちの出した一つの答えでした。

臨床心理士や公認心理師の有資格者が有料老人ホームに配置されると聞いても、まだ具体的なイメージは持ちにくいかもしれません。医療機関でのカウンセリングや検査を想像される方もいらっしゃるでしょう。しかし、ホームにおける役割は少し趣が異なります。

例えば、ご入居者が居室で転倒されたとします。
幸い大きな怪我には至らなかった場合、介護スタッフは基本ケアや介助方法を見直し、看護スタッフは処置や疼痛緩和を行い、ケアマネジャーは環境調整を検討します。それぞれが専門性をもって支援にあたります。

では、心理スタッフは何をするのか。
「転んでしまった悔しさ」
「また怪我をするのではないかという恐れ」
「老いへの不安や喪失感」

そうした心の揺らぎに丁寧に寄り添い、言葉にならない思いにも耳を傾け、心理的側面から支えます。

日々の面談では、ホーム生活の喜怒哀楽、ご家族への感謝や葛藤、これまでの人生の誇りやこれからの目標など、さまざまな思いが語られます。そして何より、皆様「じっくり聴いてもらえる安心」を感じてくださっています。

ご家族からの相談を受けることもあります。
入居という選択に対しての迷い。進行する老いや病を受け止める辛さ。」
生活相談員やケアマネジャー、ホーム長とはまた異なる視点から、心の整理を支えています。

心理スタッフがホームに居ること。
それは、ケアの幅を広げるだけでなく、「ひとりを思う。そのために。」という私たちの理念を、より深く日々の実践へとつなげていく取り組みでもあります。

まだ始まって1年半。
この可能性を丁寧に育てながら、私たちのチームはこれからも発展を続けていきます。

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