2026年3月5日
アライブ世田谷下馬のホーム長の柴田です。
ホーム見学の際、よくいただくご質問があります。
「面会や外出はできますか?」
私はいつも、こうお答えしています。
「はい、もちろんです。お仕事の前後に面会される方や、毎週ご自宅へ外出される方もいらっしゃいます」
WHO(世界保健機関)が提唱する「健康」の考え方の中に、「活動」と「参加」というキーワードがあります。
健やかであるということは、単に身体の状態が良いことだけを指すのではなく、人と関わり、社会とつながっていることも大事である。私はそのように受け止めています。
私たちのホームでも、日常の中にその機会を創り出しています。
お部屋だけで過ごすのではなく、リビングやコミュニティに集い、顔を合わせ、言葉を交わす時間をつくること。そのために「起きる」「立つ」「歩く」という生活動作を、その方の身体機能に合わせて丁寧に支援しています。移動そのものが目的ではなく、誰かに会いに行くための一歩であることを大切にしているからです。
先日の衆議院選挙では、不在者投票を実施しました。
あいにくホーム内で感染症が発生しており、一箇所に集まっていただくことができませんでした。実施すべきか悩んだのも事実です。それでも「社会とのつながり」を守りたいと考え、希望された20名の方々のお部屋を一室ずつ3名のスタッフで回り、不在者投票を実現しました。
一方で、お身体の不自由さが増し、起き上がることや車椅子へ移ることが大きな負担となる方もいらっしゃいます。しかし、動くことだけが「活動」ではありません。私たちスタッフとの対話や、まなざしの交わりそのものが、その方にとっての参加になることもあるのです。
介護技術とは、身体を支える技術だけではありません。
言葉の選び方、態度、そして心の向け方。そうした一つひとつが、ご入居者の暮らしを健やかで豊かなものにしていくと信じています。
活動と参加を、日常の中に。
そのために、私たちはこれからも情愛と意志を磨き続けてまいります。




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