2026年4月16日
みなさまこんにちは、アライブ世田谷代田ホーム長の渡邉健城です。
暖かい日が続き、春の心地よさを感じる季節となりました。
桜は散ってしまいましたが、ホームのエントランスや中庭には春の花々が咲き誇り、ご入居者の皆様もスタッフと共にお散歩を楽しまれております。
さて、老人ホームへの入居をご検討されている皆様は、ご自宅でのご生活することが困難な様々なご事情を抱えていらっしゃると思います。
なかでも、ご自宅での認知症介護にお困りでご相談やご見学にいらっしゃる方は非常に多くいらっしゃいます。
ホームへのご相談のケースとしては、
・火の不始末によるボヤ騒ぎや、排泄の失敗による室内の汚れ
・金銭の管理が難しくなり、買い物が出来なくない、あるいは詐欺被害への不安
・外出先から戻れなくなる、突然夜中に外出して警察に保護されるといった外出への不安
・同じ話を何度も繰り返す、不安から怒りっぽくなってしまう
といったことが挙げられます。
「認知症のせい」とわかっていても、ついイライラして言い争ってしまうなど、同居されている主介助者のご家族が心身共に疲れてしまい、ご相談に至るケースも少なくありません。
実は私自身も、祖母の介護で同じような経験をいたしました。
やかんに火をかけたまま忘れてしまい、安全装置で辛うじて事なきを得てヒヤッとしたことや、祖母の繰り返す言葉に、父が「何度同じこと言うんだよ!」と喧嘩になってしまう場面を何度も見てきました。
在宅での認知症介は、24時間365日ずっと目が離せません。それを続けていくことは、ご家族にとって非常に困難なことだと身をもって体感しております。
アライブでは、日本認知症ケア学会元理事長であり、元和光病院医院長先生の今井幸充先生を顧問医師としてお迎えしています。
ご本人、ご家族、そしてスタッフからの相談に対し、専門的な知見からご助言を頂ける環境を整えております。
(アライブのYouTubeにも出演していただいておりますので是非ご覧ください)
https://www.youtube.com/channel/UCtagEL65B5kmN86ZqyQeW2Q
先日も、ご入居されてから間もないご入居者のご家族より、「面会中に何度も同じことを聞かれ、何度も不安を話される。受診や薬を内服したりした方がいいのではないか、家族としてどう接していいか困っている」とのご相談がありました。
後日、今井先生、ご本人、ご家族とスタッフが揃うカンファレンスを行いました。
ご本人のご様子を拝見し、お話を聞いた今井先生はこうおっしゃいました。
「今の状態では薬は必要ないでしょう、私も認知症薬の開発に関わっていましたが、認知症薬というのは効かないんです。それよりも本人は入居されて間もなく、現実を受け入れられない不安の中にいらっしゃる。ここがご本人にとって安心して過ごせる場所だと理解してもらうことが大変重要です。」
「そのためにはご家族と本人、介助者と本人の関係性と関わり方が非常に重要です。
ご家族には親子の関係性や歴史や感情がある、だから、ご家族はプロの介護者にはなれないんです。家族にしかできない役割とプロの介助者にしかできない役割がある。すべてを家族がなんとかしようとすると限界に達してしまう。プロに任すところは任せて、ご要望や想いをぜひ私たちに伝えてください。ご本人にとって何が安心かを皆で考えケアに繋げていくことが大変重要なんです。」
この言葉を聞き、ご家族は「気持ちが楽になった。相談してよかった」と安心されたご様子でした。
大切なご両親を老人ホームへ預けることに後ろめたさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ご入居してからも「ご家族にできること、ご家族にしかできないこと」も沢山あります。そしてプロの介護士だから出来ることもあります。
ご本人の幸せのために、それぞれが役割分担をし、チームで最善を考えていく。
それが一つの正解ではないかと私は考えます。
ご自宅での介護に迷われた時は、ぜひ一度アライブへご相談にいらして下さい。
心よりお待ち申し上げております。




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