2026年7月1日
みなさま、こんにちは。
アライブ世田谷代田ホーム長の渡邉健城です。
今年の6月は、台風や地震など自然災害に関するニュースが続き、心が沈むような出来事の多い一か月となりました。
その一方で、6月12日に開幕したサッカーワールドカップ北中米大会では、日本代表「サムライブルー」が大きな盛り上がりを見せています。
前回大会から4年間積み重ねてきた森保JAPANは、初戦で強豪オランダと引き分け、その後チュニジアに勝利、スウェーデンとも引き分けるなど、見事3大会連続となる決勝トーナメント進出を果たしました。
選手たちの頑張る姿には、観ているこちらも熱くなり、応援をしたくなるものです。
日本戦が行われた日には、アライブ世田谷代田の近隣の下北沢駅にもサムライブルーのユニフォームを着た若者たちが集まり、チャントを歌い熱狂の渦に包まれておりました。
実は、アライブ世田谷代田にも、その熱量に負けないほど、熱い想い・熱い意志を持ったスタッフ達が、日々ご入居者のご生活を支えています。
アライブのMissionとして掲げている、「情愛と意志で、ご本人とご家族の『真の望み』を叶える。」を使命として、様々な職種が集まり、スタッフ一人一人がケアや医療、日々の生活を繋ぎ、サムライブルーの選手たちのようにチームプレイを発揮し、『真の望み』を叶えるべく奮闘しています。
4年間の集大成で結果を出した森保JAPANのように、まさに先日、ご入居されてからスタッフ達が繋いできたケアの集大成で望みを叶える出来事がございました。
約1年前、ご自宅で脳出血を発症され、病院での治療とリハビリを経てアライブ世田谷代田へご入居されたA様です。
A様には、ご入居当初から一つの願いがありました。
「また家族で軽井沢の別荘に行きたい。」
また、ご家族にも、
「元気を取り戻すためにも、軽井沢の別荘へ連れて行ってあげたい。」
という強い想いがありました。
しかし、ご自宅で生活されていた頃から食事量や水分摂取量が少なく、ご入居後も体調を崩されることがありました。
特に季節の変わり目には体調が不安定になり、安静が必要となることも少なくありませんでした。
脳出血の再発予防のためには十分な水分摂取が欠かせません。
しかしA様は、熱い飲み物か冷たい飲み物しか口にされません。
スタッフはご本人の好みを大切にしながら、「どうすれば飲んでいただけるか」を日々考え、工夫を重ねてきました。
また、体調管理を徹底しながら、喫茶店への外出なども取り入れ、少しずつ体力づくりにも取り組んできました。
ご本人、ご家族、そしてスタッフ全員が同じ目標に向かって歩み続けた結果、ついにその日を迎えます。
念願だった軽井沢へのご旅行です。
ご家族は体調を心配されていましたが、軽井沢では別荘の2階にある寝室までご自身で階段を上がられ、行きつけのレストランではお食事を完食されたとのことでした。
そしてホームへ戻られた際のことです。
A様はご家族と一緒に笑顔で万歳をしながら帰ってこられました。
その姿はとても晴れやかで、達成感と喜びに満ちていました。
私自身もその光景を目にした時、胸が熱くなり、介護という仕事の尊さ、介護士冥利に尽きる瞬間だな、と改めて実感しました。
この「軽井沢旅行」は、A様お一人の力だけで実現したものではありません。
ご本人の諦めない気持ち、ご家族の支え、そしてスタッフ一人ひとりの想いと専門性がつながり、チームとして成し遂げることができたものです。
私たちアライブ世田谷代田は、ご本人やご家族が抱く「もう無理かもしれない」というお気持ちに、本気で向き合います。
その願いがどれほど難しく見えても、まずは可能性を信じ、どうすれば実現できるのかを考え続けます。
これからも、ご本人とご家族の『真の望み』を叶えるために、スタッフ一同、情愛と意志を持って歩み続けてまいります。




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