2026年7月17日
こんにちは。アライブ久が原ホーム長を務めております畠山です。
あじさいの花が雨に濡れて美しく咲く頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、当ホームにお住まいのA様(女性)の「思い」に寄り添ったエピソードをご紹介いたします。
■ 念願の旅行、当日に起きた予期せぬご入院
「アライブ旅行in箱根」に参加予定のA様。
しかし出発の直前、スタッフが「いつもとご様子が違う」と気づきました。すぐにバイタル測定を行ったところ、血中酸素濃度が上がらず、咳も出ていてお辛そうな状態でした。
ご本人は「本当に楽しみにしていたから、旅行には絶対に行きたい……大丈夫、行けます」とおっしゃいます。
「ご希望を叶えて差し上げたい」という気持ちと、「もし旅行先で無理をして状態が悪化したら、ご本人様が一番辛い思いをしてしまう」という懸念。スタッフの間で葛藤が生まれます。
医師の往診を仰いだところ、
「今回の旅行は見合わせて、中止したほうがよいでしょう」
との診断がありました。
ご家族にもご相談し、一緒に考えていただいた結果、医師の見解を踏まえてお身体を最優先し、今回は旅行を断念することになりました。
その日の午後、A様は心不全のため急遽ご入院となってしまったのです。
■ 旅行への思いとリハビリ
数週間後、無事に退院されホームに戻ってこられた時のことです。
A様は「あのとき、早く見つけてくれて本当にありがとう。もし無理をして旅行に行っていたら、大変なことになっていたかもしれないわね。また元気になって旅行に行きたいです。もっと歩けるようになりたい」とお話ししてくださいました。
ただ、入院生活を経て体力は落ち、少しお痩せになった印象でした。
それからというもの、A様はスタッフの支援のもと、日々懸命にリハビリに取り組まれました。
ホームでお顔を合わせるたびに、「少しずつ歩けるようになってきました」と前向きな笑顔を見せてくださいます。
「もう一度、旅行に行きたい」というA様の強い思いに、スタッフ全員が何とか応えたいと寄り添い続けました。
■ 約2か月が経ち、ついにその時が
リハビリの甲斐あって歩行も安定し、長い距離を歩けるようになってこられました。
そこで私たちは、A様の念願であった温泉へお連れすることを計画し、ご提案いたしました。
「当日まで、どうかお元気に過ごしていただきたい」
とスタッフ一同祈るような思いで見守りました。
■ 思いをカタチに
そして迎えた旅行当日。
訪れたのは、バリアフリーの広いお部屋と開放的なお風呂がある温泉です。
湯船に浸かったA様は、
「気持ちがいい」
と心からリラックスされていました。
温泉の後の昼食には、お寿司御膳を堪能されました。その際にも
「本当に気持ちよかったぁ~」
と満面の笑みを浮かべてくださいました。
ホームに帰着された後も、周りの皆様に
「温泉、とっても良かったです」
と嬉しそうにお話しされていました。
アライブでは、日々の介護や看護はもちろんのこと、お一人おひとりの「人生の満足度」に重きを置いております。
これからもご入居者の皆様の望みを叶えるため、「何ができるのか」「どうしたら実現できるのか」を問い続け、形にしてまいりたいと思います。
引き続き、温かいご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。




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