2026年10月10日
こんにちは。アライブ久が原のホーム長を務めております、畠山です。
アライブ久が原では、認知症を患う方が、その方らしくご生活を継続していただけるよう「認知症ケア」を実践しています。
ここで大切なことは、その方の心の状態、身体の状態、そして生活のリズムを丁寧に見つめ、不安を取り除くことです。
今回のブログでは、取り組みの一例をご紹介します。
A様は、90代の女性です。
ご入居時より、物忘れなどの症状がありました。
認知症の進行とともに、徐々に不安が大きくなり、BPSD(認知症の行動・心理症状)も増えていきました。
私たちはまず、その暮らしの細部を見つめました。
食事量や水分量に変化はないか。
生活環境の中に、変化したことはないか。
心理状況に、どのような変化がみられているか。
これらに基づき、次のような取り組みを行いました。
状態を正確に把握するための「水分量の評価」。
安心できる環境のための「生活環境の見直し」。
そして「対応方法の見直し」。
しかし、いずれも効果はあまりみられませんでした。
さらに、お身体の状況や生活リズムを見つめ直します。
身体のデータから、一つの仮説を立てました。
離床している時間が、今のA様にとって負担になっているのではないか、と。
身体機能の低下や、食事量・水分量の推移に細心の注意を払いながら、日中に身体を休める時間を取り入れました。
すると、取り組みから数日経った頃でした。
A様の不安は軽減され、BPSDも減少していきました。そして、穏やかな表情が少しずつ、増えていったのです。
こうした変化は、決して「奇跡」ではありません。
医療・介護の知見とデータをもとに、リハビリ、栄養、生活リズム、服薬など多職種が連携して環境を整える。それこそが「科学的根拠に基づいたケア」の力です。
医学(認知症)と介護学(自立支援介護)の専門家達と共に現場で実践できる環境が、それを確かにしています。
私たちの願いは、「認知症を患っても、その方らしい生活を諦めない」こと。
私たちは、言葉にできない想いに気付き、寄り添い、支え続けます。
このケアを再現していくために、これからも学び続けてまいります。
ご入居に関するご不安やご質問などがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
▶︎ 各ホーム長の想いはアライブ公式noteでも発信中!
ホームで大切にしていること、ご入居者とのエピソードなど、ブログとは異なる角度からアライブのストーリーをお届けしています。




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