2026年10月20日
アライブかながわのホーム長の佐藤です。
秋晴れの陽気が心地よい今日この頃となりましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
寒暖の差が大きい日もございますので、くれぐれもお身体にはご留意なさっていただければと思います。
今回は、この9月よりご提供開始した嚥下調整食(ソフト食)について話しをさせていただきます。
毎日3食のお食事は、誰しもが生きる源として、とても大切なものです。
アライブでは、昨年の9月より「アライブアップ食」として、
お肉は国産のブランド肉を、お魚は近海の生魚を、お野菜は旬の生野菜・果物を、お米は秋田産のあきたこまちと、食材にもこだわりながら、五大栄養素もしっかり取り込まれた食事を提供しております。
ご入居者の皆さまにとって、食事は何よりの楽しみです。より美味しく召し上がっていただくことを大切にしております。
年齢とともに、噛む力や飲み込む力(嚥下機能)が弱くなると、
「食べ物を小さくきざめば食べやすいだろう」と考えがちです。
これまで介護の現場でも、一般のご家庭でも、「きざみ食」は当たり前のように使われてきました。
しかし近年、この「きざみ食」にはリスクがあることが分かってきました。
・口の中でバラバラになる:細かくきざんだ食べ物は、口の中でまとまりません。飲み込む力が弱い方は、ひとかたまりにして喉へ送ることが難しくなります。
・水分と食べ物が別々に喉へ流れる:きざんだ食材は、汁やお茶と分かれて喉に流れ込みます。これが「むせ」の原因になります。
・喉に張りつく・残る:細かい葉物や肉のそぼろ状のものは、喉に貼りついて残りやすくなります。
・誤嚥(ごえん)につながる:食べ物や唾液が、食道ではなく気管に入ってしまうことを誤嚥といいます。誤嚥は、肺炎(誤嚥性肺炎)や窒息の原因になることがあります。
・見た目から食欲がわきにくい:何の料理か分かりにくく、食事の楽しみが減ってしまいます。
つまり「小さくすれば安全」とは限らず、むしろ飲み込みにくくなる場合があるのです。
このリスクを受け止め、アライブでは、管理栄養士と議論を重ね、嚥下調整食の見直しを行いました。
そして、全ホームで食形態の統一を図りました。
これまで当ホームでは、通常食以外に、一口大、きざみ食、ペースト食を提供させていただいておりました。
この9月より、上記に加えてソフト食の提供が可能になりました。
ソフト食とは、食材を柔らかく調理し、形状のある食事形態で、舌でつぶして飲み込める食事となります。
主に飲み込む力や噛む力が低下している方で、誤嚥のリスクのある方に適しております。
今までペースト食で形がなく、見た目から食欲が沸かない方や、きざみ食でも誤嚥のリスクのあった方にとって、より安全に、そして食事の楽しみを持っていただけるようになりました。
【目的】
①全てのお客様にアライブの美味しい食事を楽しんでいただく。
②嚥下機能に合った物性と栄養価の食事を、美味しく召し上がっていただく。
③入院となった際にも、退院時連携としてシームレスな食事設定を行うことにより、安心してホームに戻ってきていただく。
【ゴール】
摂食嚥下機能が低下しても、アライブ食の美味しさと栄養設定により、通常のお食事から栄養のベースを確保する。
・美味しい:アライブでは全てのお客様に「アライブアップ食」を召し上がっていただくために、料理人が手作りしています。
・安全:全ホームで安全な嚥下調整食をご提供できるよう、エビデンスに基づいた統一の嚥下調整食レシピを作成しています。
・高栄養:食事から必要な栄養が摂れるよう、嚥下調整食の内容をあらかじめ調整しています。管理栄養士が必要な栄養をご提案します。
アライブでは、ご入居者に長く生活していただくため、様々な取り組みを行なっておりますが、今回の「ソフト食」もその1つです。
誤嚥のリスクがあり、ペースト食やきざみ食等で食欲が低下している、
足腰が弱くなった等、介護について不安や困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
お待ちしております。
▶︎ 各ホーム長の想いはアライブ公式noteでも発信中!
ホームで大切にしていること、ご入居者とのエピソードなど、ブログとは異なる角度からアライブのストーリーをお届けしています。




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