心つながる秋祭り～笑顔とぬくもりの時間～

アライブ浜田山ホーム長の佐藤です。
10月の澄んだ空気の中、また、夏の残暑が残る中、アライブ浜田山では毎年恒例の「秋祭り」を開催しました。

今年のアライブ浜田山の秋祭りは「昭和レトロ」がテーマです！！
玄関をくぐるとお祭りの提灯、色あせた昔懐かしいポスター、懐かしの飲み物、スタッフも色とりどりのシャツで統一感を持たせて昭和感漂う世界が演出いたしました。
「まぁ、懐かしいわね」「この漫画読んでいたわ」「今はこんなにラムネの種類あるのね」とご入居者の一言一言が時を巻き戻すかのように笑顔を運んでいました。

アライブの理念（Vision,Misson,Value）のバリューに
「人を大切にする気持ちをベースにお一人おひとりと向き合い続ける」と言う言葉があります。
私たちは、ご入居者一人ひとりの思い出や原風景を大切にしています。
昭和の時代を懸命に生き抜き、家庭を築き、社会を支えてこられた皆様にとって、あの時代の音や匂いは、人生の輝きそのものです。
今回の秋祭りでは、そんな記憶が温かく蘇るような時間を目指しました。
屋台コーナーには駄菓子、ラムネ、アイス、ヨーヨー、輪投げ。「こんな、まだ売ってたのね。懐かしい」「」と声を上げ、ご家族と話すご入居者の表情は心温まります。
車椅子の方にも楽しんでいただけるよう、メニュー表の目線や動線にも工夫を凝らし、介護スタッフも一緒に楽しんでおられました。
「この味は昔と同じね」「こんな味だったかしら」と笑う横顔に懐かしさと今の幸せが重なります。

昭和歌謡（ボーカル・ピアノコンサート）では名曲が次々と流れました。会場全体が自然と口ずさみ歌っている方もいました。
介護リーダーとプロのデュエットする事でケアの時とは違った顔を提供出来たかと思います。

秋祭り最後の締めくくりとして夜空を彩る花火大会を行いました。
自慢の中庭を眺めて荘厳な打ち上げ花火を実施すると、その音と迫力に「綺麗ね」「こんなのがここで見れるなんて思ってなかった」「また来年も見たいわね」と感動が広がります。
ご家族も一緒に見ていた方からも「思ってた以上に凄いものでびっくりしてます」とお話もございました。
懐かしさは過去を懐かしむだけでなく、今を生きる喜びを思い出させてくれると感じた瞬間でした。
こうした一瞬一瞬の笑顔や感動の積み重ねがアライブの大切にしている理念に繋がっていると思います。
理念は叶えるためにあり、社員全員の心にあり、共通のゴールに向かうための道標でもあります。
昭和の抜くもりと令和の今が溶け合った秋祭り。
そこに流れていたのは時代を超えても変わらない人と人とのつながりでした。
これからもアライブでは、ご入居者の人生に寄り添い、季節の行事を通じて「心の動く瞬間」を大切にしていきたいと思います。